カマキリ目とは?
かまきりもく
カマキリ目とは、鎌状の前脚を持ち肉食性の昆虫を含む目(もく)で、世界に約2,400種以上が知られています。
カマキリ目(Mantodea)は昆虫綱に属する目のひとつで、強力な鎌状の前脚(捕脚)を持つ肉食性昆虫のグループです。カマキリ目の昆虫はカマキリ(蟷螂)とも総称され、世界に約2,400種以上が知られており、熱帯・亜熱帯を中心に温帯にも広く分布しています。
カマキリ目の最大の特徴は前肢の構造で、腿節(たいせつ)と脛節(けいせつ)の内側に棘(とげ)が並び、獲物を素早く挟み込んで捕まえる「ハサミ」として機能します。頭部は三角形で自由に回転し、大きな複眼で立体的な視野を確保して獲物の位置を正確に把握します。また擬態(ぎたい)が得意で、植物の葉・樹皮・花に擬態する種も多く存在します。
日本に生息する代表的な種としては、オオカマキリ・チョウセンカマキリ・コカマキリ・ハナカマキリなどが挙げられます。秋になると卵嚢(らんのう)を草木に産みつけ、卵の状態で冬を越します。
カマキリ目はかつてゴキブリ目と近縁とされていましたが、現在の分類では「網翅類(もうしるい)」というグループにゴキブリ目・シロアリ目とともに含まれています。生態系において害虫を捕食する益虫として農業上も注目されており、天敵利用の観点からも研究が進められています。
使い方・例文
「夏の草むらでじっと動かず待ち構えるカマキリ目の昆虫は、バッタやチョウなど様々な昆虫を前脚で素早く捕らえて食べる。」
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