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キリとは?

きり

キリとは、日本中国原産の落葉高木で、大きなハート形の葉と紫色の花が特徴的な、桐箪笥や桐下駄など日本の伝統工芸に欠かせない樹木です。

キリ(桐)は、キリ科キリ属の落葉高木で、学名をPaulownia tomentosaといいます。中国日本を原産とし、現在は世界各地に植えられています。春に葉が出るより先に薄紫色の筒状花を房状に咲かせるのが特徴で、その美しさから庭木や街路樹としても植栽されます。

キリの最大の特徴はその木材にあります。キリ材は日本の樹木の中でも特に軽く、比重が低い一方で断熱性・防湿性・難燃性に優れています。このため古くから以下のような用途に重用されてきました。

  • 桐箪笥(きりだんす):調湿効果が高く着物や貴重品の保管に最適
  • 桐下駄(きりげた):軽さと加工のしやすさから履物の材料に
  • 琴・琵琶などの和楽器の胴材
  • 木箱・茶道具箱など高級品の収納箱

また、キリは成長が非常に速い樹木としても知られており、植えてから数年で利用できる大きさに育ちます。かつて日本では女の子が生まれると庭にキリを植え、嫁入り道具の桐箪笥に加工するという風習がありました。五百円硬貨の裏や政府の紋章(五七の桐)にもデザインされており、日本を象徴する植物の一つです。

使い方・例文

着物を大切に保管するために桐箪笥が使われるのは、キリ材が湿気を調節して虫や黴から衣類を守る性質を持つためです。

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最終更新:

同じ読みのことば

「きり」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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