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イグサとは?

いぐさ

イグサとは、湿地や水田に生育する草本植物で、茎を乾燥させて畳表やゴザの原料として使われる日本の伝統的な植物です。

イグサ(藺草、学名:Juncus effusus var. decipiens)は、イグサ科に属する多年草の植物です。日本では主に水田や湿地に栽培され、独特の緑色で円柱状の茎が特徴的です。高さは100cm前後になり、茎の内部はスポンジ状の白い髄で満たされています。

イグサの最も重要な用途は、畳表(たたみおもて)の製造です。刈り取った茎を乾燥・加工して織り上げた畳表は、日本の伝統的な室内空間に欠かせない素材です。畳はイグサ特有の草の香りとともに、湿度調整・断熱・クッション性などの機能を持っています。また、ゴザ・花ござ・枕・サンダルなどの生活用品にも広く利用されてきました。

イグサ栽培の主産地は熊本県(八代地方)で、日本全国の生産量の大部分を占めています。栽培には豊富な水と特定の土壌条件が必要で、水田管理と同様の技術が求められます。近年は洋室化の進行や輸入品との競合により国内生産量が大幅に減少していますが、品質の高い国産イグサは根強い需要があります。

イグサには消臭・抗菌作用があるとされ、「フィトンチッド」に似た成分が含まれています。近年は機能性素材としての研究も進んでおり、伝統産業の枠を超えた活用が模索されています。

使い方・例文

「和室の畳に顔を近づけると感じる青草のような香りは、畳表に使われたイグサ特有の香り成分によるものです。」

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