キリ材とは?
きりざい
キリ材とは、キリ(桐)の木から取れる木材で、軽量・防湿・断熱に優れた性質を持ち、タンスや箱など伝統工芸品に多く使われます。
キリ材は、ゴマノハグサ科(またはキリ科)に分類されるキリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)の木から得られる木材です。成長が非常に早い木として知られ、日本では古くから家具・工芸品・建材として重宝されてきました。
- 軽量性:国産材の中でも特に比重が低く、非常に軽い
- 防湿・調湿性:湿気を吸収・放出して内部を一定の湿度に保つ性質があり、衣類や美術品の保管に適している
- 耐火性:表面が燃えると炭化し、内部への燃え広がりを遅らせる
- 断熱性:熱を伝えにくいため、収納物を守る効果がある
これらの特性から、キリ材は日本では伝統的に桐たんす(きりたんす)の材料として最も広く用いられてきました。衣類を湿気・虫・火から守る機能性と、美しい木目の美観が高く評価されています。また、琴・三味線などの和楽器、重箱・下駄・げた・硯箱などにも使われます。
日本のキリ材は主に福島県・岩手県・石川県などが産地として知られますが、国内生産量は限られ、一部は中国や韓国からの輸入材も流通しています。
使い方・例文
キリ材は「桐たんす」として婚礼家具の定番とされてきました。軽くて湿気を調整する性質から、着物や大切な衣類を保管する家具として今も根強い需要があります。
この用語をシェア
最終更新: