おりとは?
おり
おりとは、日本酒の醸造過程で生じる白濁した沈殿物のことで、酵母や米の微細な粒子が主成分です。
「おり」(澱・滓)とは、日本酒を製造する際に発酵・搾りの工程を経た後、酒の中に残る白濁した沈殿物のことです。主な成分は酵母の死骸・菌体、米由来のタンパク質、でんぷんの微細粒子などで、時間とともにタンクや瓶の底に沈殿します。
通常の清酒製造では「おり引き」と呼ばれる工程でこの沈殿物を取り除き、透明感の高い澄んだ酒に仕上げます。一方、意図的におりを残した「おり酒(おりがらみ)」も存在し、次のような特徴があります。
- うっすらとした白濁または乳白色の見た目
- フレッシュで旨味が豊か、やや甘みと苦みが増した風味
- 時間が経つと沈殿するため、飲む前に瓶を静かに振って混ぜる
- 「おりがらみ」「にごり酒」など商品によって呼び方が異なる
「おりがらみ」は搾ったばかりの新酒の時期(秋冬)に多く出回り、フレッシュな味わいを楽しむ季節の風物詩とも言えます。完全に白濁した「にごり酒」と異なり、うっすら濁る程度のものが多く、見た目の美しさと味わいのバランスが人気を集めています。日本酒ファンの間では個性的な一品として高く評価されています。
使い方・例文
酒蔵見学や日本酒の説明書きで「おりがらみ」「おり引きをしていない」などの表現とともに登場します。瓶の底に白い沈殿が見られる日本酒がおり酒の代表例です。
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