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ヴィルヘルム・ヴィンデルバントとは?

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ヴィルヘルム・ヴィンデルバントとは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したドイツの哲学者で、新カント派「西南ドイツ学派」の創始者として知られる思想家です。

ヴィルヘルム・ヴィンデルバント(1848〜1915)は、ドイツ・ポツダム生まれの哲学者です。イェーナ大学、ライプツィヒ大学などで学んだ後、チューリヒ、フライブルク、シュトラスブルク、そして最終的にハイデルベルク大学で哲学教授として活躍しました。

彼の最大の功績は、カントの批判哲学を19世紀後半の思想状況に合わせて刷新した新カント派「西南ドイツ学派(バーデン学派)」の確立です。この学派の特徴は、科学の方法論や価値論を哲学の中心テーマに据えた点にあります。

ヴィンデルバントは科学の方法論について重要な区別を提示しました。

  • 法則定立的(ノモテティック)方法:自然科学のように普遍的法則を求める
  • 個性記述的(イディオグラフィック)方法:歴史学のように個別事例の固有性を記述する

この区別は、自然科学と人文科学・歴史学の方法論的差異を明確にしたもので、現在の社会科学・人文学の方法論論争にも影響を与え続けています。

また、哲学史の研究にも力を注ぎ、『哲学史教本』は長く標準的な参考書として読み継がれました。弟子にはハインリヒ・リッケルトやエミール・ラスクなど後の新カント派を担う哲学者たちがおり、ドイツ哲学の発展に大きな影響を与えました。

使い方・例文

社会科学の方法論を学ぶ授業や文献では、自然科学と歴史学の違いを説明する文脈でヴィンデルバントの「法則定立的・個性記述的」という区別がしばしば引用されます。

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