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坂茂とは?

ばんしげる

坂茂は、紙管や竹などの非常用素材を用いた革新的な建築で知られる日本建築家で、2014年にプリツカー賞を受賞した人道主義的建築の第一人者です。

坂茂(ばん しげる、1957年〜)は、東京出身の日本建築家です。クーパー・ユニオンやサザン・カリフォルニア建築大学で建築を学び、磯崎新事務所を経て1985年に独立しました。現在は東京・パリニューヨークを拠点に世界各地でプロジェクトを進めています。

坂茂が世界的に注目された最大の理由は、紙管(段ボール紙を円筒状に丸めた管)を建築の主要構造材として用いたことです。廃材となる紙や竹・布など、安価で軽量かつ再利用可能な素材を活かした建築手法を独自に開発し、それを難民キャンプや災害被災地の緊急仮設住宅・コミュニティ施設の建設に応用してきました。

主な活動と代表作には以下のものがあります。

  • ルワンダ難民キャンプの紙管住宅(1994年):紙管と土嚢を組み合わせた仮設住宅
  • 神戸・阪神淡路大震災後の紙の教会(1995年):58本の紙管で構成された礼拝堂
  • ニュージーランド・クライストチャーチの段ボール大聖堂(2013年):震災で破壊された大聖堂の代替施設
  • ポンピドゥー・センター・メス(フランス、2010年):木製格子とポリマー膜による大屋根が特徴

2014年にはプリツカー賞を受賞し、その受賞理由には建築の技術的革新と人道的貢献の両面が明記されました。「建築家は社会的責任を持つべきだ」という信念のもと、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などとも連携し、世界各地の被災地支援を継続しています。

使い方・例文

社会派建築や災害復興建築を語る文脈で、「坂茂は紙管という安価な素材で被災地の仮設住宅を建て、建築が社会問題に直接貢献できることを示した」のように紹介されます。

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