ヘルとは?
へる
ヘルとは、北欧神話における死者の国および冥界の女王を指す言葉で、英語のhellの語源ともなっています。
「ヘル(Hel)」は、北欧神話に登場する概念で、主に二つの意味で使われます。一つは冥界そのものを指す固有名詞、もう一つはその冥界を統治する女神の名前です。
女神としてのヘルは、いたずらの神ロキと巨人族の女ヨトゥンの娘であり、フェンリルやヨルムンガンドと同じくロキの子とされます。オーディンによって冥界ニフルヘイム(もしくはヘルヘイムとも)の支配者に任命されました。彼女の外見は半分が生者の肌色、もう半分が死者のように青黒いと描写されており、生と死の境界を体現する存在です。
北欧神話における死後の世界は複数存在します。
- 戦場で名誉の死を遂げた戦士が赴くヴァルハラ
- 病死・老衰など「藁の死(麦わらの死)」を迎えた者が赴くヘル
- 罪人が苦しむナストロンド
ヘルという言葉は古ゲルマン語系の語源を持ち、英語の「hell(地獄)」はここから派生しました。ただし北欧神話のヘルは必ずしも責め苦の場所ではなく、死者が静かに暮らす場所として描かれています。現代のファンタジー作品やゲームにも広く引用される概念です。
使い方・例文
北欧神話をテーマにしたゲームや小説では、「ヘルに落ちた魂」という表現が死者の国に送られた存在を指す場面でよく登場します。
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