ムクノキとは?
むくのき
ムクノキとは、アサ科(旧ニレ科)に属する落葉高木で、日本の温暖な地域の丘陵地や社叢に自生し、葉の表面がやすりのようにざらついているのが特徴の樹木です。
ムクノキ(椋木・椋の木、学名 Aphananthe aspera)は、アサ科(Cannabaceae)に属する落葉高木です。日本(本州の関東以西・四国・九州・沖縄)、朝鮮半島南部、中国南部、台湾、インドシナなどに分布します。樹高は20メートルを超えるものもあり、長寿の大木として知られます。
最大の特徴は葉の表面の質感です。葉の両面に短い硬い毛が密生しており、触るとやすりのようにざらざらしています。この性質を活かして、かつては木工品の研磨や皮細工の仕上げに利用されていました。葉は卵形〜長楕円形で鋸歯があり、主脈が3本走るのも識別点のひとつです。
実は直径1センチほどの核果で、秋に黒紫色に熟します。甘みがあり食べられるほか、野鳥にとっても貴重な食料源です。
- 葉がやすり状→伝統的な研磨材として活用
- 果実が甘い→野鳥(ヒヨドリ・ムクドリ等)に愛食される
- 材が緻密で堅い→建材・器具材・楽器材として利用
- 大木になりやすい→神社・寺院に御神木として存在
名称の由来として、ムクドリがこの木の実を好んで食べることから「椋鳥(むくどり)の木」が縮まったという説が有力です。
使い方・例文
「境内に立つムクノキの大木は樹齢300年を超えるという」のように、神社や寺院の古木を紹介する文脈で登場します。木工・工芸の解説では「かつてムクノキの葉を研磨に使った」という形でも出てきます。
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