ニレ科とは?
にれか
ニレ科とは、ニレやエノキなどを含む落葉広葉樹の科で、北半球の温帯を中心に分布します。
ニレ科(学名:Ulmaceae)とは、双子葉植物に属する植物の科で、ニレ属(Ulmus)、エノキ属(Celtis)、ケヤキ属(Zelkova)などを含みます。かつてはより多くの属を含んでいましたが、分子系統解析によって一部の属がアサ科などに移動し、現在のニレ科の範囲は旧来より狭まっています。
ニレ科の植物は主に北半球の温帯から亜熱帯に分布し、落葉性の高木が多いです。葉は互生し、左右非対称の葉基(葉の付け根部分)を持つことが多く、鋸歯のある単葉が特徴です。花は小型で目立たず、風媒花として翼果(よくか)や核果を実らせます。
主な属・種の特徴は以下の通りです。
- ニレ属(Ulmus):ハルニレ、アキニレなど。翼果を実らせ、街路樹や公園樹に使われる
- ケヤキ属(Zelkova):ケヤキは日本の代表的な庭木・街路樹で、良質な木材としても有名
- エノキ属(Celtis):エノキは里山の雑木林に多く、オオムラサキなどの昆虫の食草でもある
ニレ科の木材は硬くて丈夫なものが多く、ケヤキは建築・家具・工芸品に古くから利用されてきました。一方、ニレ立ち枯れ病(ダッチエルム病)という病害によって北米や欧州でニレの大木が大量に枯死した歴史もあります。
使い方・例文
公園や神社境内の大木を植物図鑑で調べると「ニレ科ケヤキ属」として記載されていることがあります。
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