ニレとは?
にれ
ニレとは、ニレ科ニレ属の落葉広葉樹で、北半球の温帯に広く分布し、防風・街路樹・家具材として長く利用されてきた大型樹木です。
ニレ(楡、属名:Ulmus)は、ニレ科ニレ属の落葉広葉樹の総称です。北半球の温帯域を中心に約40種が分布し、日本にはハルニレ・アキニレ・オヒョウニレなどが自生しています。
ニレ属の特徴は以下のとおりです。
- 葉は卵形〜楕円形で葉基が非対称なのが大きな特徴。鋸歯があり、触れるとざらついた感触がある
- 花は葉が出る前の早春に目立たない小花を咲かせる
- 果実は扁平な翼果(よくか)で、風で運ばれる
- 大木になると枝が広がり、大きな樹冠を形成する
日本のニレの代表種ハルニレは北海道・本州に分布し、大木になることから公園木・街路樹として植えられます。北海道の開拓時代には農地の防風林として重宝されました。
木材は曲げに強く粘りがあり、家具・フローリング・農具・車輪のハブなど強度を要する用途に古くから使われてきました。ヨーロッパでは20世紀にオランダニレ病(菌類による樹木病)が大流行し、多くのニレ並木が失われる被害がありました。この病気への耐性品種の開発が現在も進められています。
使い方・例文
「北海道の牧場地帯でハルニレの大木が防風林として列をなす光景は、開拓時代から続くニレ活用の典型例です。」家具店で「ニレ材のテーブル」として販売される場合、その丈夫さと美しい木目が特徴として紹介されます。
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