曲げ木とは?
まげき
曲げ木とは、木材を蒸気や熱で柔らかくしてから曲げ、乾燥・固定して湾曲した形状に成形する木工技法です。
曲げ木(まげき)は、木材に水分と熱を加えることで一時的に可塑性を与え、型に沿って湾曲させた後に乾燥・固定する木材加工技法です。英語では「Steam Bending(スチームベンディング)」と呼ばれます。
- 木材の選定:柔軟性の高い直通の白木(アッシュ・ナラ・ブナなど)を選ぶ
- 蒸煮:スチームボックス(蒸し箱)で1インチあたり約1時間を目安に加熱・蒸らす
- 曲げ加工:軟化した直後に素早く型に沿わせて固定する(時間との勝負)
- 乾燥・固定:型に固定したまま乾燥させてスプリングバックを考慮しながら形を定着
曲げ木は家具製作において特に重要な技法で、19世紀のオーストリアの家具職人ミヒャエル・トーネットが量産工法として確立し、「カフェチェア(No.14)」として世界中に普及させたことで知られています。同技法は材料を無駄にせず、継ぎ目なく滑らかな曲線を実現できるため、椅子の背もたれ・ロッキングチェアのアーム・曲げ木スキーの板など幅広く活用されています。現代では電熱による曲げや集成材(ランバーコア)の積層曲げ木も普及しています。
使い方・例文
ウィンザーチェアの丸い背もたれや、曲げわっぱの弁当箱などが曲げ木技法を用いた身近な例として挙げられます。
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