樹高とは?
じゅこう
樹高とは、地面から樹木の最頂部までの垂直距離を指し、林業や植物学で木の生育状況を評価する基本指標です。
樹高(じゅこう)は、樹木の大きさを示す最も基本的な計測値のひとつで、地際(地面と幹の境目)から樹冠の最上端までの垂直高さをメートル単位で表します。同じ種の木でも立地環境・気候・密度管理の違いによって樹高は大きく変わるため、林分(りんぶん)の生育状況を把握する重要な指標として活用されています。
樹高は以下のような場面で用いられます。
- 森林調査における材積(木材量)の推定
- 収穫量予測モデルの変数
- 施業計画における間伐・主伐のタイミング判断
- 樹種ごとの成長曲線の作成と比較
計測方法としては、小さな木であれば物差しや測量ロッドで直接測ります。高木の場合は「クリノメーター」や「レーザー測距儀」を用いた三角測量の原理を利用します。一定距離離れた地点から梢端(しょうたん)と根元の仰角・俯角を測り、三角関数で高さを算出するのが標準的な手法です。
林業の現場では、樹高と胸高直径(地上約1.3mの幹の直径)を組み合わせた「形状比(けいじょうひ)」も重視されます。形状比が大きいほど細長い樹形で風雪害を受けやすいため、適切な密度管理によって樹高成長と幹の肥大成長のバランスを保つことが健全な森林育成の基本とされています。
使い方・例文
スギの人工林では、植栽から約30年で樹高が20メートルを超える林分も多く、この数値が主伐の時期を検討する際の目安のひとつになります。
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