ヤイロチョウ科とは?
やいろちょうか
ヤイロチョウ科とは、熱帯・亜熱帯の森林に生息する鮮やかな色彩を持つ小〜中型の鳥類の分類群です。
ヤイロチョウ科(学名:Pittidae)は、スズメ目に属する鳥類の科で、アフリカ、アジア、オーストラリアの熱帯・亜熱帯地域に分布しています。現生種は40種前後が知られており、日本にもヤイロチョウ(Pitta nympha)とリュウキュウヤイロチョウが渡り鳥として飛来します。
「ヤイロチョウ」という和名は「八色鳥」に由来し、緑、青、赤、白、黒、黄など複数の鮮やかな色が一羽の鳥に組み合わさっていることを表しています。英語では「pitta(ピッタ)」と呼ばれ、世界的に色彩が美しい鳥として野鳥愛好家から高い人気を集めています。
体型は丸みを帯びており、尾が短く、脚が比較的長いのが特徴です。主に森林の地面や落ち葉層でミミズ、昆虫、貝類などを探して採食します。木の根元や地面近くに球形の巣を作り、繁殖します。
多くの種は単独行動を好み、薄暗い森の中で生活するため実際に見るのは難しい鳥ですが、大きく通る鳴き声は比較的よく聞かれます。日本に渡来するヤイロチョウは九州・四国などの暖地の照葉樹林で繁殖し、個体数が少なく貴重な存在として保護が進められています。
使い方・例文
梅雨期の九州の森でヤイロチョウの鳴き声が聞こえた際にバードウォッチャーが集まる様子は、ヤイロチョウ科の希少性と人気の高さを示しています。
この用語をシェア
最終更新: