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ヒルとは?

ひる

ヒルとは、環形動物門に属する環節動物の一群で、吸盤を使って動物の血液や体液を吸う種が多く知られています。

ヒル(蛭)は、環形動物門ヒル綱(Hirudinea)に属する生き物の総称で、ミミズと同じ環節動物の仲間です。細長い体に多数の体節を持ち、体の前後に吸盤を備えているのが大きな特徴です。淡水・陸上・海中など多様な環境に生息しており、世界中に数百種が知られています。

ヒルの生態は種によって大きく異なります。血を吸う「吸血性」の種が有名ですが、実際には昆虫・ミミズ・小動物などを捕食する「肉食性」の種も多く存在します。日本でよく知られているのは山ヒル(ヤマビル)で、湿度の高い山林に多く生息し、ハイカーに吸血被害を与えることで知られています。水中ではチスイビルなどが魚類や両生類に付着します。

ヒルは医療の歴史とも深く結びついており、過去にはヨーロッパで「瀉血療法(しゃけつりょうほう)」に医療用ヒル(ヤマトビル近縁種)が使われていました。現在でも再建外科手術後の血流改善にヒルが活用されるケースがあり、ヒルの唾液に含まれる「ヒルジン」という抗凝固物質は医薬品研究の対象となっています。

  • 吸血の際に鎮痛・抗凝固成分を分泌するため、刺されても気づきにくい
  • 体を伸縮させて移動し、吸盤で確実に付着する
  • 水分のある環境を好み、乾燥に弱い

使い方・例文

「登山中に靴の隙間からヤマビルに吸血されていた」「手術後の血行促進にヒルを使う医療技術がある」といった文脈で登場します。

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