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低温細菌とは?

ていおんさいきん

低温細菌とは、低温環境(一般に0〜20度程度)で良好に生育・増殖できる細菌の総称で、好冷菌とも呼ばれます。

低温細菌(ていおんさいきん)は、低温を最適または許容温度域として生育する細菌の総称です。温度への適応性によって細かく分類され、特に0〜15度付近で最もよく増殖するものを好冷菌(psychrophile)、5〜20度前後でも増殖可能なものを低温適応菌(psychrotroph)と呼び区別することがあります。

低温でも活動できる理由は、細胞膜の脂肪酸組成や酵素の構造にあります。低温細菌の細胞膜は不飽和脂肪酸の割合が高く、低温でも流動性を保てるよう適応しています。また、酵素タンパク質は低温でも立体構造を維持し触媒活性を発揮できる柔軟性を持っています。

分布は冷蔵庫の中、極地の海水・土壌・氷、深海などに広がります。代表的な属としてシュードモナス属、フラボバクテリウム属などが知られています。食品衛生の観点では、冷蔵保存中でも低温細菌が増殖して食品を腐敗させるため、食品工業において重要な管理対象です。一方で、低温でも機能する酵素(低温活性酵素)は洗剤・食品加工・環境浄化などへの応用が研究されています。

使い方・例文

冷蔵庫内の食品が腐敗した際に「低温細菌の増殖が原因」と解説されるほか、南極の土壌サンプルから新種の低温細菌が発見されたという報告でも登場します。

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