両生類とは?
りょうせいるい
両生類とは、幼生期は水中でえら呼吸し、成体になると肺と皮膚で呼吸して陸上でも生活できる脊椎動物の一グループです。
両生類(りょうせいるい、Amphibia)は、脊椎動物の中でも魚類と爬虫類の間に位置する動物群で、カエル・イモリ・サンショウウオ・アシナシイモリなどがその代表例です。現在確認されている種数は世界で7000種以上に及びます。
両生類最大の特徴は「水陸両方の環境で生活する」点です。多くの種は水中に卵を産み、えら呼吸をするオタマジャクシ(幼生)として成長したのち変態し、肺と湿った皮膚で呼吸する成体となります。皮膚呼吸を維持するために皮膚を常に湿らせておく必要があり、乾燥した環境に長時間さらされることができません。
両生類は変温動物であり、体温を自ら調節する機能を持たず、気温に応じて体温が変化します。そのため多くの種は冬季に冬眠します。また、卵には羊膜がないため爬虫類や鳥類・哺乳類とは異なり、卵を乾燥から守る殻を持ちません。
両生類は約3億6000万年前に魚類から進化し、脊椎動物が陸上進出を果たした先駆けとされています。皮膚が外部環境に敏感であることから、水質・気温・UV量などの環境変化の影響を受けやすく、近年は気候変動・チトリジウム菌症・生息地破壊によって世界的に種数の減少が懸念されています。
使い方・例文
「春になると田んぼや池でカエルの鳴き声が聞こえてきますが、カエルは両生類の仲間で、子どものうちはオタマジャクシとして水中で生活します」のように、理科や自然観察の場面で話題になります。
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