両生類とは?特徴や爬虫類との違いをわかりやすく解説
公開 2026年7月7日
両生類とは、幼生の時期を水中で過ごし、成長にともなって体のつくりを大きく変えて陸上でも暮らせるようになる動物のグループです。カエルやイモリ、サンショウウオなどが代表的で、水辺や湿った環境と深く結びついて生きています。
両生類の大きな特徴
両生類の最も大きな特徴は変態です。多くの両生類は水中で卵からかえり、幼生の時期はえらで呼吸します。カエルの幼生であるオタマジャクシが分かりやすい例です。成長すると手足が生え、えらが失われ、陸上での生活に適した体へと姿を変えていきます。
呼吸の仕方も特徴的です。幼生は水中でえら呼吸をしますが、成体になると肺呼吸に加えて、湿った皮膚でも酸素を取り入れる皮膚呼吸を行います。そのため皮膚が乾いてしまうと呼吸がうまくできず、湿り気のある環境を必要とします。
また、両生類は自分で体温を一定に保つことができない変温動物です。まわりの温度に体温が左右されるため、寒い季節には活動がにぶくなり、冬眠して過ごす種類も多く見られます。
両生類の代表例
両生類はおおまかに、カエルのなかま、イモリやサンショウウオのようにしっぽを持つなかまなどに分けられます。カエルは成体になるとしっぽが消え、後ろあしが発達してよく跳びます。イモリやサンショウウオは成体になってもしっぽを残し、細長い体で水辺を移動します。
爬虫類との違い
両生類は爬虫類とよく混同されますが、いくつかの違いがあります。両生類の多くは水中に殻のない卵を産み、幼生の時期をえら呼吸で水中に過ごします。一方、爬虫類のトカゲやヘビ、カメなどは殻のある卵を陸上に産み、生まれたときから肺呼吸で、体はうろこでおおわれています。両生類の皮膚は湿っていてうろこがないのも大きな違いです。ただし、どちらも変温動物である点は共通しています。
両生類の暮らし
両生類は、産卵や幼生の成長に水を必要とするため、池や川、田んぼ、湿った林などに多く暮らしています。皮膚から水分が失われやすいので、乾いた場所を避け、夜間や雨上がりに活発に動くものが多く見られます。昆虫などの小さな生き物を食べ、水と陸のつながる環境を守るうえでも大切な存在です。