サンショウウオとは?
さんしょううお
サンショウウオとは、両生類有尾目に属する小型の生き物で、湿潤な山間部の渓流や森林に生息し、日本には多くの固有種が存在します。
サンショウウオ(山椒魚)は、両生類の一目である有尾目(Caudata)に属する動物の総称で、カエルなどの無尾目とは異なり、成体になっても尾を持ち続けることが特徴です。世界各地に約700種以上が知られており、日本はその多様性の中心の一つとして多くの固有種を擁します。
日本に生息する主なサンショウウオの種類を挙げると、
- オオサンショウウオ(特別天然記念物):全長最大1.5mに達する世界最大級の両生類
- ハコネサンショウウオ:本州中部の山地渓流に生息
- カスミサンショウウオ:西日本の山地に分布
- クロサンショウウオ:北日本の山地に多い
一般的な生態として、冷たく清潔な渓流や水辺の湿った環境を好み、水中または岸辺近くで生活します。繁殖は春に行われ、卵嚢(らんのう)と呼ばれるゼリー状の袋に包まれた卵を産みます。幼生はえら呼吸をして水中で成長し、変態後は肺呼吸と皮膚呼吸に移行します。
皮膚は常に湿っている必要があり、乾燥や水質悪化に敏感なため、環境汚染の指標生物とも位置づけられます。生息環境の破壊・ダム建設・外来種の影響などにより、多くの種が絶滅危惧種に指定されています。
使い方・例文
山の渓流でのエコツアーや自然観察の場で話題になるほか、特別天然記念物のオオサンショウウオは京都など一部の河川での保護活動でも注目されます。
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