益虫とは?
えきちゅう
益虫とは、人間の生活や農業にとって有益な働きをする昆虫のことです。
益虫とは、人間の農業・林業・生態系において直接的または間接的に有益な役割を果たす昆虫の総称です。害虫の対義語として用いられ、その「益」は主に農作物の保護・受粉の補助・環境の浄化などの観点から判断されます。
益虫の代表例として最もよく知られるのがミツバチです。花から花へと飛び回りながら花粉を運ぶ受粉(花粉媒介)は、農作物の実りに不可欠であり、農業生産の相当部分をミツバチの活動が支えています。また、アブラムシやハダニなどの害虫を捕食するテントウムシやカマキリ、クモなども益虫として重視されます。これらは農薬に頼らない「天敵利用」という害虫防除の手法で活用されており、有機農業や環境保全型農業において重要な位置を占めています。
その他にも、死んだ生き物や有機物を分解するフンコロガシなどの腐食性昆虫も生態系の物質循環を支える意味で益虫と見なされることがあります。ただし、益虫と害虫の区別は絶対的なものではなく、状況・場所・時期によって同じ昆虫が害虫にも益虫にもなり得る点に注意が必要です。
農薬の多用による益虫の減少は世界的な課題となっており、生物多様性の保全や持続可能な農業のために益虫を守る取り組みが広がっています。
使い方・例文
テントウムシは農作物を荒らすアブラムシを食べてくれる益虫として、農家から歓迎される存在です。
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