生態系とは?
せいたいけい
ある地域に生きる生物どうしの関係や、生物と水・大気・土壌などの環境との関わり合いをひとまとまりとして捉えた概念です。
生態系とは、ある特定の地域に生息する動物・植物・微生物などの生物と、それらを取り巻く水・大気・土壌といった非生物的な環境要素とを、相互に関わり合う一つのまとまりとして捉えた概念です。英語のecosystemを訳した言葉で、森林生態系、海洋生態系、河川生態系など、規模や場所によってさまざまな単位で語られます。生態系の中では、植物などの生産者が光合成によって有機物を作り、それを草食動物が食べ、さらに肉食動物が捕食するという食物連鎖を通じてエネルギーや物質が循環しています。また、微生物は動植物の死骸や排せつ物を分解し、栄養分を土壌に還元する分解者としての役割を担います。生態系は精巧なバランスの上に成り立っており、特定の生物種の減少や外来種の侵入、環境汚染などによってこのバランスが崩れると、連鎖的に多くの生物へ影響が及ぶことがあります。近年は生物多様性の保全や持続可能な開発の観点から、生態系の保護が世界的な課題として重視されています。
使い方・例文
「森林の伐採が生態系に与える影響を調査する」のように、自然環境と生物の関わりについて論じる際に使われます。
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