イモリとは?
いもり
イモリとは、サンショウウオ目イモリ科に属する両生類で、腹部が鮮やかな赤色をしていることが特徴の水辺に生きる生き物です。
イモリ(井守)は、有尾目イモリ科(Salamandridae)に属する両生類で、日本ではアカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)が代表種です。本州・四国・九州の水田や池・湿地などの淡水環境に生息し、名前の由来は「井戸を守る生き物」と言われています。
外見上の最大の特徴は、腹部の鮮やかな赤色(橙色)の模様です。この色は警戒色(アポセマティズム)として機能しており、皮膚に含まれる毒素(テトロドトキシンなど)を天敵に警告しています。ただし、毒性は一般に触れる程度では人体に影響はほとんどなく、目や口への接触を避け、触れた後は手を洗えば問題ありません。
イモリはカエルと同じ両生類ですが、変態後も尾が残る有尾類に分類されます。水中での繁殖期には雄が精包(精子の塊)を放出し、雌が体内に取り込む体内受精を行います。また、高い再生能力を持ち、手足や尾、目のレンズなどが再生することが知られており、再生医学の研究モデルとしても注目されています。
ヤモリと混同されることがありますが、ヤモリはトカゲの仲間(爬虫類)であり、イモリとは全く別の生き物です。「ヤモリは家守(家の害虫を食べる)、イモリは井守(水辺を守る)」という語呂で区別できます。
使い方・例文
田んぼや用水路でイモリを見かけたとき、腹を見ると赤いのがアカハライモリで、その毒を示す警戒色だと知られている。
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