スズメ目とは?
すずめもく
スズメ目とは、鳥類最大の分類群で、世界の鳥の約半数以上を占める多様なグループです。
スズメ目(学名:Passeriformes)は、鳥類の目の中で最も種数が多く、現生鳥類の約60%にあたる6000種以上が含まれるとされています。英語では「passerine(パッサリン)」と呼ばれ、スズメ、ツバメ、カラス、ウグイス、メジロ、ヒヨドリ、モズなど私たちに身近な多くの鳥が本目に属しています。
スズメ目の最大の特徴は足の構造にあります。前向きの3本と後ろ向きの1本の計4本の趾(あしゆび)を持ち、枝をしっかりと握りしめることができます。この「止まり木型の足」は樹上生活に適しており、眠っている間も筋肉の収縮なしに枝を握り続けられる仕組みになっています。
スズメ目はさらに「鳴禽類(めいきんるい)」とも呼ばれ、複雑な発声器官(鳴管)を持つグループが多く含まれます。特にスズメ亜目の鳥は学習によって複雑な鳴き声を習得し、地域ごとに方言が生じることもあります。囀りは繁殖期における縄張り宣言や求愛のシグナルとして機能します。
スズメ目は南極大陸を除く世界中に分布し、森林、草原、砂漠、都市など多様な環境に適応しています。その多様性と普遍性から、生態学・進化学・行動学の研究において最も重要な鳥類グループの一つとされています。
使い方・例文
庭先に来るスズメや公園のカラス、春の訪れを告げるウグイスの声など、私たちが日常的に目にする鳥のほとんどがスズメ目に属しています。
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