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カイコウオオソコエビとは?

かいこうおおそこえび

カイコウオオソコエビとは、マリアナ海溝など超深海の海底に生息する大型の端脚類(甲殻類)で、深海生物の代表例として知られています。

カイコウオオソコエビ海溝大底海老、学名:Hirondellea gigas)は、甲殻類・端脚目(よこえびの仲間)に属する深海性の生物です。マリアナ海溝をはじめとする水深6,000〜11,000メートルに及ぶ超深海帯(ハダル帯)の海底に生息し、その環境に適応した特殊な生物として研究者の注目を集めています。

体長は最大で3〜4センチメートル前後とされ、同じ端脚類の浅海種と比べると大型です。超高水圧・低温・暗黒という極限環境に対応するため、体内に特殊な酵素や脂質を持つことが明らかになっています。特に、高水圧下でも細胞膜の流動性を保つための不飽和脂肪酸(スカリン酸など)を多量に蓄積していることが研究で報告されています。

食性は腐食性(デトリタス食)で、海底に沈んできた有機物の破片(マリンスノーなど)を食べています。超深海ではほとんど有機物が届かない環境ですが、カイコウオオソコエビはそれを効率よく利用して生存しています。

2012年の映画監督ジェームズ・キャメロンによるマリアナ海溝単独潜水や、各国の無人探査機による超深海調査でその映像や標本が採取され、深海生態系研究における重要な生物として位置づけられています。

使い方・例文

深海や極限環境の生物を紹介するドキュメンタリー・教科書・科学雑誌で「マリアナ海溝に生息するカイコウオオソコエビ」として登場します。

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