ASEANとは?
あせあん
ASEANとは、東南アジア10か国で構成される地域協力機構で、政治・経済・安全保障・文化の分野で加盟国の連携を深める組織です。
ASEAN(アセアン、Association of Southeast Asian Nations=東南アジア諸国連合)は、東南アジアの平和・安定・経済発展を目的として1967年にバンコク宣言により設立された地域機構です。設立当初の加盟国はタイ・インドネシア・フィリピン・マレーシア・シンガポールの5か国で、その後拡大し現在は10か国(上記5か国+ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジア)が加盟しています。
ASEANの主要な原則として「不干渉原則(内政不干渉)」があり、加盟国の主権を尊重しながら対話と協議によって合意を形成する「ASEANウェイ」と呼ばれるスタイルが特徴です。2015年にはASEAN共同体が発足し、政治・安全保障共同体(APSC)、経済共同体(AEC)、社会・文化共同体(ASCC)の3本柱で統合を深めています。
経済面では域内関税の引き下げや貿易円滑化が進み、域外の日中韓・豪州・インド・ニュージーランドを含むRCEP(地域的な包括的経済連携)の枠組みにも参画しています。人口約6.7億人・GDP合計は世界有数の規模を持つASEANは、米中対立が激化するなかで「ASEANの中心性」を掲げつつ地政学的バランスを保つ重要な存在となっています。
使い方・例文
日本企業がタイやベトナムに生産拠点を移転する際、ASEAN域内の関税優遇を活用することが多く、ビジネスの文脈でASEANは頻繁に登場します。
この用語をシェア
最終更新: