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赤緯とは?

せきい

赤緯とは、天球上の天体の南北方向の位置を示す座標で、天の赤道を0度として北を+、南を−として±90度で表します。

赤緯(せきい、Declination、略称: Dec)は、赤道座標系において天体の南北方向の位置を表す角度です。天の赤道(地球の赤道を天球に投影した大円)を0度の基準とし、北天極方向を+90度、南天極方向を−90度として表します。地理の緯度に相当する概念です。

赤緯の仕組みと特性を理解するためのポイントは以下の通りです。

  • 赤緯+90度は北天極(ほぼ北極星の方向)にあたる
  • 赤緯0度の天体は天の赤道上にあり、真東から昇り真西に沈む
  • 観測地の緯度と天体の赤緯が一致する場合、その天体は天頂付近を通過する
  • 赤緯が観測地の緯度より高い場合、周極星として常に地平線上に見える

赤経と組み合わせることで、天球上の任意の天体位置を一意に特定できます。歳差運動の影響で赤緯の値も長期間で変化するため、観測データには必ず元期(J2000.0など)が付記されます。

赤緯は天体カタログや星図において赤経とセットで記載され、アマチュア天文家から専門研究者まで広く使われています。

使い方・例文

天体望遠鏡の自動導入機能で「赤緯 −5°23'」と入力すると、天の赤道よりわずかに南にある天体へ向きが自動調整されます。

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