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世界時とは?

せかいじ

世界時とは、グリニッジ子午線経度0度)における平均太陽時を基準とした時刻系で、協定世界時(UTC)の前身にあたる国際的な時刻の基準です。

世界時(せかいじ)とは、英語で「Universal Time(UT)」とも呼ばれる時刻系で、イギリスのグリニッジ天文台を通る本初子午線経度0度)における平均太陽時を基準として定義された時刻です。地球の自転に基づく天文学的な時刻体系であり、20世紀を通じて国際的な標準時として広く使用されました。

世界時には精度向上のためいくつかの種類があります。

  • UT0:天文台での直接観測値(極運動の補正なし)
  • UT1:地球の極運動を補正したもので最も基本的な世界時
  • UT2:地球自転の季節変化も補正したもの

20世紀後半になると、地球の自転が完全に一定ではないことが精密な観測で明らかになりました。そのため1972年以降は、セシウム原子時計を基準とする「国際原子時(TAI)」から派生した協定世界時(UTC)が新たな国際標準として導入されました。UTCはUT1との差が0.9秒以内に収まるよう「うるう秒」を挿入して調整されています。

現在、世界時(UT1)は主に天文学・測地学・地球自転研究の分野で使用されており、日常的な標準時としてはUTCが世界各国の時刻の基準として機能しています。日本標準時(JST)はUTC+9時間です。

使い方・例文

天文台が星の位置を観測・記録する際には協定世界時(UTC)に加えてUT1(世界時)が参照され、地球自転の微細な変動を考慮した精密な計算が行われます。

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