国際原子時とは?
こくさいげんしじ
国際原子時とは、原子時計を基準として定義された、世界共通の高精度な時刻体系のことです。
国際原子時(こくさいげんしじ、TAI: Temps Atomique International)は、セシウム原子の振動を基準にした国際的な時刻体系です。1958年に導入され、現在は世界約80か国の研究機関が保有する400台以上の原子時計のデータをもとに国際度量衡局(BIPM)が算出・管理しています。
原子時計は、セシウム133原子が放出するマイクロ波の振動数(1秒あたり約91億9263万1770回)を基準として時間を刻みます。この精度は数百万年に1秒以下の誤差という極めて高い安定性を誇ります。
国際原子時が重要な理由は以下の点にあります。
- GPS衛星や通信システムの時刻同期に不可欠
- 科学実験・物理測定の基準となる
- 閏秒の計算の基盤となる
- 国際標準時(UTC)の根幹をなす
一般に使われる協定世界時(UTC)は国際原子時に閏秒を加えたものであり、国際原子時とは現在37秒の差があります。現代の精密技術を支える重要な基盤となっています。
使い方・例文
人工衛星の軌道計算や航空機の航法システムなど、極めて正確な時刻が求められる場面で国際原子時が基準として使われています。
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