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歳差とは?

さいさ

歳差とは、地球自転軸が約2万6千年の周期でゆっくり首振り運動をする現象で、北極星や春分点の位置が長期間で変化する原因となります。

歳差(さいさ、Precession)は、回転する天体の自転軸が外力によってゆっくり向きを変える現象です。地球の場合、赤道部分のふくらみに対して太陽・月・惑星引力が働くことで、自転軸が約2万6千年(正確には約2万5800年)の周期で円錐形を描くように運動します。

歳差の主な影響は以下の通りです。

  • 北極星の変遷:現在はこぐま座α星(ポラリス)が北極星だが、約1万2千年後にはこと座のベガが北極星になる
  • 春分点の移動:春分点は黄道上を約7200万年で1度、1年で約50.3秒角の速度で移動する
  • 赤経・赤緯の値の変化:元期を明記しなければ天体座標が一意に定まらない

歳差は主に月と太陽の引力(日月歳差)が原因で起きる成分(分点歳差)と、惑星の引力による軌道面の傾き変化(黄道歳差)に分けられます。この総合効果を「一般歳差」と呼びます。

古代ギリシャの天文学者ヒッパルコスは紀元前2世紀に歳差を発見したとされており、天文学史上の重要な発見のひとつです。

使い方・例文

古代エジプトのピラミッドが建てられた頃、現在の北極星ではなくりゅう座のトゥバンが北極星として使われていたのは、歳差運動によるものです。

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