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湿球温度とは?

しっきゅうおんど

湿球温度とは、温度計の球部を湿らせたガーゼで覆って測定した温度で、蒸発による冷却効果を利用して空気の湿り具合を知るための指標です。

湿球温度(しっきゅうおんど)とは、乾湿計(乾湿球温度計)に使われる概念で、温度計の感温部(球部)を水で湿らせたガーゼで包み、そこから水が蒸発する際の気化熱によって冷やされた状態読み取る温度のことです。これに対し、普通の温度計で測った気温を「乾球温度」と呼びます。

気温が同じでも、空気が乾燥しているほど蒸発が活発になり、湿球温度はより低くなります。逆に湿度が100%であれば蒸発が起きないため、湿球温度と乾球温度は等しくなります。この差(乾湿球の温度差)を「示度差」と呼び、乾湿計表を参照することで相対湿度を求めることができます。

湿球温度は気象観測・農業・ビニールハウス管理・工場の空調設計など幅広い分野で利用されています。近年では熱中症リスクの評価指標である「WBGT(暑さ指数)」の算出にも湿球温度が使われており、スポーツや屋外作業の安全管理において重要な役割を果たしています。WBGTは湿球温度・黒球温度・乾球温度の重み付き平均で求められます。

デジタル気象計の普及により直接読み取りが減りましたが、湿球温度の概念は今も気象学・熱力学の基礎として欠かせません。

使い方・例文

学校の理科室にある乾湿計で、ガーゼの巻かれた方の温度計を読んだものが湿球温度で、もう一方との差から教室の湿度を調べることができます。

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