蒸発とは?
じょうはつ
蒸発とは、液体の表面から分子が気体となって空気中に逃げ出す現象のことです。
蒸発(じょうはつ)は、液体の表面にある分子が周囲の熱エネルギーを受け取り、引力を振り切って気体(蒸気)になる現象です。沸騰が液体全体で一斉に起こるのとは異なり、蒸発は液体の沸点以下の温度でも表面だけで継続的に進行します。
蒸発が起きるためには、液体分子が気化に必要なエネルギー(気化熱)を周囲から吸収する必要があります。このエネルギーの吸収が周囲の温度を下げるため、汗が蒸発すると涼しく感じられる、といった冷却効果が生じます。
蒸発速度に影響する主な要因は次のとおりです。
- 温度 — 温度が高いほど分子の運動が活発になり蒸発が速まる
- 湿度 — 空気中の水蒸気量が少ないほど蒸発しやすい
- 表面積 — 液体の表面が広いほど蒸発量が増える
- 風 — 気流があると蒸気が運び去られ蒸発が促進される
蒸発は自然界の水循環(海水→水蒸気→雲→雨)の出発点であり、農業・工業・生命維持においても欠かせない現象です。冷蔵庫やエアコンなどの冷却システムも、冷媒の蒸発による熱吸収を利用しています。
使い方・例文
水たまりが晴れた日に時間が経つと消えるのは、水が蒸発して水蒸気となり大気中に拡散するためです。
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