雪しまりとは?
ゆきしまり
雪しまりとは、積雪が自重や温度変化によって締まり、密度が高まった状態の雪のことです。
雪しまり(ゆきしまり)は、積もった雪が時間の経過とともに自重や気温変化、風の影響などによって圧縮・変質し、密度が増して固くなった状態を指します。漢字では「雪締まり」と書くこともあります。
降り積もったばかりの新雪は、雪の結晶間に多くの空気を含んでいるため密度が低く、ふわふわと軽い状態です。しかし時間が経つにつれて以下のような変化が起こります。
- 自重による圧縮で結晶同士が密着する
- 気温の上昇・低下のサイクルで表面が溶けては再凍結し、氷の粒が融合する
- 風によって雪粒が細かく砕かれ、すき間が埋まる
- 水蒸気の移動(昇華・凝結)によって結晶が変形・成長する
雪しまりが進むと、スキー場のゲレンデでは滑走に適した締まったバーン(斜面)が形成されます。また山岳地帯では春になっても残る残雪の多くが雪しまりの進んだ「残雪」や「万年雪」の状態です。
一方でなだれ(雪崩)の発生とも深く関係しており、表面のしまった層の下に弱い層が残ると崩壊しやすくなります。雪国の道路管理や農業でも、雪しまりの度合いは除雪作業や農作物への影響を見極める重要な指標とされています。
使い方・例文
スキー場では朝一番の「雪しまり」した斜面は適度に固く締まっており、エッジが効いて滑りやすいと言われます。春山登山でも雪しまりした斜面はアイゼンが利きやすくなります。
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