着氷性の雨とは?
ちゃくひょうせいのあめ
着氷性の雨とは、地表や物体に触れた瞬間に凍りつく雨のことで、路面や電線などを薄い氷でコーティングし、非常に危険な状態を引き起こします。
着氷性の雨(ちゃくひょうせいのあめ)とは、気温が氷点下またはその付近のときに降る雨が、地面・道路・木の枝・電線などの物体に触れた瞬間に氷結する現象です。英語では「freezing rain(フリージングレイン)」と呼ばれます。
この現象が起きる仕組みは少し特殊です。上空では雪として降り始めた降水が、途中に存在する暖かい空気の層を通過するときに溶けて雨粒になります。しかし地表付近では再び氷点下の冷たい空気の層があるため、雨粒は液体のまま(過冷却の状態)地表に到達します。この過冷却水滴が何かに触れると、瞬時に凍結します。
着氷性の雨がもたらす影響は多岐にわたります。
- 道路が透明な薄氷(アイスバーン)に覆われ、スリップ事故が急増する
- 電線に氷が積もり、断線や停電が起きる
- 樹木の枝が重みで折れる
- 航空機の翼への着氷による飛行障害
雨のように見えても路面は急速に凍結するため、通常の積雪よりも視認しにくく危険です。気象庁は着氷性の雨が予想されるとき、注意報・警報を発表します。冬季に「みぞれ」や「氷雨」と混同されることもありますが、着氷性の雨はより明確な気象用語として区別されます。
使い方・例文
朝、気温が-2℃の日に着氷性の雨が降り、道路が透明な氷に覆われてスリップ事故が相次いだため、交通機関が運休を発表した。
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