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聖エルモの火とは?

せいえるものひ

エルモの火とは、雷雨時などに船の帆柱や航空機の翼端などの尖った部分に青白い炎状の光が現れる大気中の放電現象です。

エルモの火(せいエルモのひ、英: St. Elmo's fire)は、大気中の電場が強くなったとき(雷雨・砂嵐・火山噴火など)に、尖った物体の先端に生じるコロナ放電(プラズマ発光)現象です。青白または紫色の炎のような光が、しばしばシューという音をともないながら持続します。

名称は、船乗りの守護聖人である聖エラスムス(聖エルモ)に由来します。大航海時代の船乗りたちは嵐の中に帆柱の先端で光る炎を目撃し、守護聖人による守護のしるしと信じて吉兆と受け取った歴史があります。一方で不吉な前兆と解釈する文化もあり、シェイクスピアの「テンペスト」やメルヴィルの「白鯨」にも描写が残っています。

物理的には、大気中の強い電場によって周囲の空気が電離(イオン化)しプラズマ状態になることで発光します。火ではないため燃焼は伴わず、また人体への直接的な危険性は低いとされますが、落雷の前兆として現れることがあるため、警戒が必要な場合もあります。

現代では航空機のコックピットから目撃されることがあり、ウィンドシールドや翼端・プロペラ先端に青白い光が走ることが報告されています。科学的に解明されたあとも、その幻想的な外観から多くの文学・映像作品に取り上げられています。

使い方・例文

嵐の夜に航海中の帆船の帆柱の先端が青白く光り、船乗りたちが「聖エルモの火だ」と叫ぶシーンは、歴史小説や海洋映画の定番的な場面として登場します。

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