氷河湖とは?
ひょうがこ
氷河湖とは、氷河の侵食や堆積物によってできたくぼ地や谷に水が溜まって生じた湖のことです。
氷河湖とは、氷河の作用によって形成された湖の総称です。その成因はいくつかの種類に分かれます。
- カール湖(圏谷湖):氷河による侵食で半円形のくぼみ(カール)が形成され、そこに融け水が溜まったもの。
- U字谷湖:氷河が谷を削り広げた後、水が満ちてできた湖。フィヨルドもこの一形態です。
- 氷堆石湖:氷河が運んできた土砂(モレーン)が天然のダムを形成し、その背後に水が溜まったもの。
- 氷河接触湖:現在も存在する氷河の末端に接して形成される湖。
氷河湖は北欧のフィンランドやカナダ、ヒマラヤ山脈、アルプスなど世界各地に分布し、地域の水資源として重要な役割を担っています。一方で、モレーンをダムとする氷河湖は、地震や気温上昇によって決壊し、下流に洪水をもたらす「氷河湖決壊洪水(GLOF)」のリスクを持ちます。近年の気候変動により氷河の後退が進み、新たな氷河湖が出現したり、既存の湖が拡大する事例が世界各地で報告されています。
使い方・例文
スイスのアルプスに点在するエメラルド色の湖の多くは氷河湖であり、フィンランドの「千の湖」もその多くが氷河の侵食・堆積によって生まれた氷河湖です。
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