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氷食地形とは?

ひょうしょくちけい

氷食地形とは、氷河が岩盤を削り取ることによって形成されるさまざまな地形の総称です。

氷食地形(ひょうしょくちけい)とは、氷河が流動する際に岩盤を侵食・削剥することで生まれる地形の総称です。氷河は大量の氷と岩屑(がんくつ)を含みながらゆっくりと移動するため、その底面や側面が岩盤に強い力を与え、長い年月をかけ特徴的な地形を刻み込みます。

氷食の主な作用には、岩盤を引きはがす「抜き取り作用(プラッキング)」と、氷河底面の岩石が岩盤を磨き削る「磨食作用(アブレイション)」の二種類があります。これらの作用が組み合わさることで、多彩な地形が生み出されます。

代表的な氷食地形には以下のものがあります。

  • U字谷:谷底が平らで側壁が急峻な断面U字形の谷。元のV字谷が氷河によって削られて形成される。
  • カール(圏谷):山頂付近にある椀状のくぼ地。氷河の出発点に形成される。
  • ホーン(角峰):複数方向からのカール浸食で尖った山頂が残った地形。マッターホルンが有名。
  • フィヨルド:氷食を受けたU字谷が海面下に沈んで形成された複雑な入り江。
  • 氷河擦痕・研磨面:岩盤表面に氷河が刻んだ条線や滑らかな面。

氷食地形は過去の氷河の存在・規模・流動方向を知る重要な手がかりとなり、地球史や気候変動の研究においても欠かせない情報を提供します。

使い方・例文

ノルウェーのフィヨルドやスイスアルプスのU字谷・ホルンは、典型的な氷食地形として地理・地学の授業でよく取り上げられます。

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