本文へスキップ

ノコギリエイ科とは?

のこぎりえいか

ノコギリエイ科とは、ノコギリ状の長い吻(ふん)を持つ大型の板鰓類(軟骨魚類)のグループで、現在は絶滅危惧種に指定されています。

ノコギリエイ科(学名:Pristidae)は、軟骨魚類サメエイの仲間)に属する科で、鼻先から伸びた細長い「吻(ふん、ロストラム)」の両側に鋭い歯状突起が並んだ特徴的な形状を持ちます。この吻がのこぎりの刃に似ていることから「ノコギリエイ」の名がつきました。

見た目はサメに近い細長い体形をしていますが、分類上はエイの仲間(板鰓亜綱)に属します。体長は種によって異なりますが、大型種では6〜7メートルに達することもあり、軟骨魚類の中でも最大級の部類に入ります。熱帯・亜熱帯の沿岸浅海域や河川・汽水域に生息し、砂泥底の上を泳ぎながらのこぎり状の吻を使って魚や甲殻類を捕食します。

ノコギリエイ科の主な特徴と現状を整理すると以下のとおりです。

  • 現生種は世界に5種程度が知られており、いずれも個体数が激減している
  • 河川や沿岸開発・乱獲・混獲などにより生息域が大幅に縮小し、IUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定されている
  • のこぎり状の吻は漁網に絡まりやすく、混獲による死亡が深刻な問題となっている
  • 生態系において大型捕食者として重要な役割を持つ

ノコギリエイ科は世界各地で保護の対象となっており、その保全は沿岸生態系全体の健全性を守る上でも重要視されています。

使い方・例文

ノコギリエイ科の魚は水族館でもめったに見ることができず、熱帯の沿岸漁業の現場や自然保護活動の文脈でその名が登場することが多いです。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語