板鰓類とは?
ばんさいるい
板鰓類とは、サメとエイを含む軟骨魚類のグループで、えら裂が外部に直接開口するという特徴を持ちます。
板鰓類(ばんさいるい、Elasmobranchii)は、軟骨魚綱に属する魚類のグループで、サメ目とエイ目の総称です。全頭類(キメラ類)と合わせて軟骨魚類を構成しますが、板鰓類は圧倒的に種数が多く、現生軟骨魚類の大部分を占めます。
板鰓類の名称は、えら(鰓)の構造に由来します。通常の硬骨魚類がえら蓋で覆われたえらを持つのに対し、板鰓類はえら裂(5〜7対)が体表に直接開口しています。この特徴が「板(平板)状に鰓が並ぶ」様子を表しています。また、骨格が軟骨でできており、体表はプラコイド鱗(楯鱗)と呼ばれる硬い微小な鱗で覆われています。
板鰓類の主な特徴をまとめると以下のとおりです。
- 骨格が軟骨のみで構成される
- えら裂が体表に直接開口する(5〜7対)
- 体表はプラコイド鱗で覆われる
- 浮き袋を持たず、肝臓の油分で浮力を調整する
- 電気・振動・匂いなど高感度の感覚器官を持つ
生態は多様で、外洋を泳ぐホオジロザメのような大型捕食者から、砂底に潜むエイ類、深海に棲む小型のサメまで様々です。約4億年以上前から存在する古い系統であり、現在も世界の海洋生態系で重要な役割を担っています。
使い方・例文
魚の分類を学ぶ際、サメとエイをまとめて「板鰓類」と呼ぶことで、全頭類(キメラ類)と区別します。
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