ギンザメとは?
ぎんざめ
ギンザメとは、サメやエイと同じ軟骨魚類でありながら独自の進化を遂げた深海性の魚で、その銀色の体と特異な外見が特徴です。
ギンザメ(銀鮫)は、軟骨魚綱ギンザメ目(Chimaeriformes)に属する魚類の総称です。サメ・エイと同じ軟骨魚類の仲間ですが、約4億年前に独自の系統として分岐し、現在に至るまで独特の形態を保っています。ラテン語名の「Chimaera(キマイラ)」は、ギリシャ神話の怪物に由来し、その奇妙な姿を反映しています。
ギンザメの主な特徴として次の点が挙げられます。
- 滑らかで銀色光沢のある鱗のない皮膚
- 大きな緑色の目(暗い深海への適応)
- 長く細い鞭のような尾
- 雄は頭部に「テンタクルム」と呼ばれる棒状の器官を持つ
- 毒棘を持つ第一背びれ
多くの種は水深200〜2000メートルの深海に生息し、ウニ・貝類・甲殻類などを硬い歯板で砕いて食べます。世界中の海に約50種が分布しており、日本近海にもギンザメ・ゾウギンザメなどが確認されています。深海魚であるため漁業ターゲットとなることは少ないですが、深海探査によってその生態が徐々に明らかになっています。進化史・軟骨魚類の系統研究において重要な存在です。
使い方・例文
深海調査の映像や自然ドキュメンタリーで、細長い体と大きな目を持つ銀白色の奇妙な魚として登場することがあります。水族館の深海コーナーや魚類図鑑で「サメの親戚」として紹介されることも多い生き物です。
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