ウミサボテンとは?
うみさぼてん
ウミサボテンとは、砂泥底に生息するサンゴの仲間で、サボテンに似た形状のコロニーを作り、生物発光する能力を持つことで知られる海洋生物です。
ウミサボテン(海仙人掌)は、刺胞動物門花虫綱のウミサボテン目(Pennatulacea)に属するサンゴの仲間の総称です。英名は「sea pen(シーペン)」といい、その形がかつてのペン(羽根ペン)に似ることから名付けられました。日本語名は形がサボテンに似ているためです。
ウミサボテンは単体の生物ではなく、多数のポリプが集合したコロニー生物です。基部の「ペデュンクル(根茎部)」が砂泥底に突き刺さって固定され、上部の「レイキス(軸)」から羽状に広がったポリプが水流でプランクトンや有機物を捕食します。
生態上の注目すべき特徴は以下のとおりです。
- 多くの種が生物発光能力を持ち、刺激を受けると青緑色の光を放つ
- 水深数十メートルから数千メートルの深海まで幅広く分布する
- 砂泥底の安定した環境を好み、干潟から深海底まで生息域が広い
- 成長が遅く、深海産の個体は数十年以上生きるものもある
発光する海底生物として映像に取り上げられることも多く、深海探査の場面で美しい光を放つ様子が観察されています。また、岩礁だけでなく砂泥底に定着できる数少ないサンゴの仲間として、深海生態系の研究でも注目されています。
使い方・例文
深海探査の映像で、暗い海底の砂地にサボテンのような形の生物がひっそりと並び、触れると青く光る様子として紹介されることがあります。
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