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超新星残骸とは?

ちょうしんせいざんがい

超新星残骸とは、星が超新星爆発を起こした後に宇宙空間に広がるガスや塵の雲のことで、重元素を宇宙にばらまく重要な天体です。

超新星残骸(ちょうしんせいざんがい、Supernova Remnant、略称SNR)とは、大質量恒星一生を終えて起こす超新星爆発の後に、宇宙空間に吹き飛ばされたガスや塵が膨張しながら形成する天体です。爆発のエネルギーによって周囲の星間物質が加熱・圧縮され、美しい発光雲や衝撃波の構造をつくります。

超新星残骸は時間の経過とともに膨張・拡散し、その形状や性質は爆発からの経過時間によって変化します。形成初期は高密度で高温の領域を持ちますが、数千年から数万年の時間スケールで徐々に周囲の星間物質と混合し、やがて見分けがつかなくなります。

超新星残骸が天文学において重要とされる理由は以下のとおりです。

  • 鉄・ニッケルなどの重元素を星間空間にばらまき、後の惑星や生命の材料となる
  • 衝撃波が周囲のガスを圧縮し、新たな星の誕生(星形成)を促すことがある
  • 宇宙線(高エネルギー粒子)の加速源として機能する
  • 中心部にパルサー(中性子星)やブラックホールを残すことがある

有名な超新星残骸としては、かに星雲(おうし座、西暦1054年の超新星爆発の残骸)やカシオペヤA(約300年前の爆発の残骸)などが挙げられます。電波・X線・可視光などさまざまな波長で観測され、宇宙の進化を解明する手がかりとして研究が続けられています。

使い方・例文

かに星雲は肉眼でもぼんやりとした光として観察でき、約1000年前の超新星爆発の痕跡である超新星残骸として、天文ファンに親しまれています。

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