星間物質とは?
せいかんぶっしつ
星間物質とは、銀河の恒星と恒星の間の空間に存在するガスやダストの総称で、新しい星や惑星の材料となる宇宙の素材です。
星間物質(Interstellar Medium、略称ISM)とは、銀河内の恒星と恒星の間に広がる空間を満たすガス・ダスト(固体微粒子)・宇宙線などの総称です。宇宙空間は完全な真空ではなく、1立方センチメートルあたり平均で数個から数百個の原子・分子が漂っており、巨大な分子雲では密度が格段に高くなります。
星間物質は主に以下の成分から構成されます。
- 中性水素(HI):21cm電波を放射し、銀河の電波観測の重要なターゲット。
- 電離水素(HII):若い高温星の紫外線で電離されたプラズマ領域。星雲として可視光でも観測される。
- 分子雲:水素分子や一酸化炭素などの分子が高密度に集まった低温の領域で、恒星形成の場となる。
- ダスト:ケイ酸塩や炭素質の固体微粒子で、光を吸収・散乱して遠方の観測を妨げる一方、惑星形成の材料にもなる。
星間物質は、超新星爆発などによって恒星内部で合成された重元素を含んでおり、新たな恒星・惑星系の形成材料として再利用されます。太陽も、過去の世代の星が星間物質に元素を放出し、その物質が凝縮して誕生したと考えられています。このように星間物質は「宇宙の物質循環」の要をなしています。
使い方・例文
「分子雲が重力で収縮することで新しい恒星が誕生する」という文脈など、宇宙の天体形成を語るときに星間物質という言葉が登場します。
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