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硬葉樹林とは?

こうようじゅりん

硬葉樹林とは、乾燥した夏と温暖な雨季をもつ地中海性気候に特有の植生で、厚くて硬い葉を持つ常緑広葉樹が密生する森林です。

硬葉樹林(こうようじゅりん)は、地中海性気候(夏に高温乾燥・冬に温暖湿潤)の地域に発達する植生帯で、乾燥と高温に耐えるために葉が硬く厚く、クチクラ層が発達した常緑広葉樹で構成されます。地中海沿岸のほか、カリフォルニア・チリ中部・南アフリカ南西部・オーストラリア南部など、世界の五大地中海性気候地域すべてに見られます。

硬葉樹林を構成する代表的な植物は以下の通りです。

  • コルクガシ・ホルムオーク(地中海沿岸)
  • チャパラル(カリフォルニア):マンサニータ・チャミーズなど低木が主体
  • マキア(地中海):イチゴノキ・ラベンダーなど芳香植物を含む低木林
  • フィンボス(南アフリカ):プロテア科など固有種が豊富

これらの植物は、夏の乾燥ストレスに適応するため、葉の表面積を減らし水分の蒸散を最小限に抑えるよう進化しています。また、周期的な山火事(火災)に適応した再生能力を持つ種も多く、根からの萌芽更新や耐火性の厚い樹皮が特徴です。

地中海性気候帯は世界の陸地に占める割合が小さいにもかかわらず、生物多様性のホットスポットとして知られ、固有種の割合が非常に高い生態系を形成しています。

使い方・例文

高校地理の気候区分の授業や生態系の学習で、「地中海性気候に見られる植生」として硬葉樹林が登場します。コルクガシの森や南欧の灌木地帯(マキア)がその具体例として挙げられます。

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