チャパラルとは?
ちゃぱらる
チャパラルとは、地中海性気候の地域に発達する低木・灌木の密生した植生帯で、乾燥と火災に適応した独特の生態系です。
チャパラル(Chaparral)は、夏に高温乾燥・冬に温暖湿潤な地中海性気候が卓越する地域に見られる、低木・灌木が密生した植生帯(バイオーム)です。名称はスペイン語で「低木地帯」を意味する言葉に由来します。
チャパラルが発達する代表的な地域は次のとおりです。
- 北米カリフォルニア州(最も広義に「チャパラル」と呼ばれる地域)
- 地中海沿岸(マキア・ガリーグと呼ばれる同様の植生)
- チリ中部(マトラール)
- 南アフリカのケープ地域(フィンボス)
- オーストラリア南西部・南部(クワンガン)
チャパラルを構成する植物は、乾燥・火災・薄い土壌に適応した硬い葉(スクレロフィル)を持つものが多く、オーク・マンザニタ・カエンボクなどが代表種です。乾燥した夏には山火事が頻発しますが、多くの植物は火災後に根や種子から再生する能力を持ちます。火災は生態系の更新サイクルの一部として機能しています。
野生動物の多様な生息地でもあり、ミュールジカ・コヨーテ・種々の爬虫類・猛禽類などが暮らします。都市近郊に位置することが多く、開発や頻繁な山火事リスクとの共存が課題となっています。
使い方・例文
「カリフォルニア州のチャパラルで山火事が発生し、住宅地に延焼する危険があるとして避難命令が出された」のように、乾燥した低木地帯での火災ニュースの場面でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: