温帯落葉樹林とは?
おんたいらくようじゅりん
温帯落葉樹林とは、四季のある温帯地域に成立し、秋に葉を落とす広葉樹が優占するバイオームのことです。
温帯落葉樹林(おんたいらくようじゅりん)とは、四季がはっきりとした温帯気候の地域に形成される、秋から冬にかけて葉を落とす落葉広葉樹が中心となった森林のことです。「夏緑樹林(かりょくじゅりん)」とも呼ばれます。世界のバイオーム区分のひとつに位置づけられます。
分布地域は北半球を中心に、東アジア(日本・中国東部・朝鮮半島)、ヨーロッパ、北アメリカ東部などです。年間降水量は500〜1500mm程度、平均気温は0〜15℃ほどの地域に多く見られます。
代表的な構成樹種と特徴は以下のとおりです。
- 日本:ブナ・ナラ・カエデ・コナラなど
- ヨーロッパ:ナラ(オーク)・ブナ・シナノキなど
- 北アメリカ:サトウカエデ・アメリカブナ・トチノキなど
落葉樹は光合成が困難になる冬に葉を落とすことで水分と養分の消耗を防ぐという、寒冷・乾燥への適応戦略をとっています。林床には春先に光が届くため、スプリングエフェメラルと呼ばれる春植物が多く見られます。落葉の分解が活発で土壌が肥沃になりやすく、多様な動植物が生息します。紅葉(こうよう)の名所ともなっており、日本では里山の景観とも深く結びついています。
使い方・例文
日本のブナ林や里山のコナラ林は温帯落葉樹林の典型で、秋の紅葉・冬の落葉・春の萌え(もえ)と四季の変化が顕著です。生態学の授業では熱帯雨林やタイガと対比しながら学びます。
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