溶岩ドームとは?
ようがんどーむ
溶岩ドームとは、粘性の高い溶岩が火口付近に盛り上がって形成される、丸みを帯びたドーム状の地形のことです。
溶岩ドーム(lava dome)は、シリカ(二酸化ケイ素)含有量が高く粘性の強い溶岩が、火口や火道から押し出されてその場に積み重なることで形成される盛り上がり状の地形です。流動性が低いため広がらずにドーム状に成長します。
溶岩ドームは主に安山岩質・デイサイト質・流紋岩質のマグマで形成されます。これらのマグマはシリカ含有量が多く、揮発成分(水蒸気・二酸化炭素など)を内部に溜め込みやすいため、急激な圧力開放によって爆発的噴火を引き起こすことがあります。溶岩ドームに関連する主な現象は以下のとおりです。
- ドーム崩壊:成長したドームが不安定になって崩れ、高温の火砕流・火砕サージを発生させる。
- 爆発的噴火:ドーム内に蓄積した揮発成分が爆発的に放出される。
- スパイン:特に粘性が高い場合に、針状・柱状に溶岩が押し出される形態。
1991年の雲仙普賢岳(長崎県)の噴火では溶岩ドームが形成され、その崩壊による火砕流が大きな被害をもたらしました。また1980年のセント・ヘレンズ山(アメリカ)の噴火でも著名な溶岩ドームが形成されています。
使い方・例文
1990年代の雲仙普賢岳の噴火では、火口付近に溶岩ドームが形成され、その一部が繰り返し崩落して火砕流が発生しました。この火砕流が山麓の地域に甚大な被害をもたらしました。
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