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火砕流とは?

かさいりゅう

火砕流とは、火山噴火によって発生する高温のガスや岩石・火山灰が混合した流れで、急斜面を猛スピードで流れ下る非常に危険な現象です。

火砕流(かさいりゅう)とは、火山噴火時に発生する、高温の火山ガス・砕けた岩石・火山灰などが混合した高密度の流れのことです。英語では「pyroclastic flow(パイロクラスティックフロー)」と呼ばれます。その温度は数百度に達することもあり、流速は時速100キロメートルを超えることもある、極めて危険な火山現象のひとつです。

火砕流が発生する主なメカニズムとしては次のものがあります。

  • 噴煙柱の崩壊:上空に噴き上げられた噴煙が重力で崩れ落ち、斜面を流れ下る
  • 溶岩ドームの崩壊:火口付近に積み上がった溶岩ドームが不安定になって崩れる
  • 爆発的噴火:強力な爆発によって直接噴出したガスと岩石が混合する

火砕流が到達した地域では、高温と衝撃波によって建物・樹木・生物が一瞬で破壊されます。流れは地形の谷や窪みに沿って進むため、予測困難な動きをすることもあります。日本での代表的な事例としては、1991年の長崎県・雲仙普賢岳噴火における火砕流があり、多くの人命が失われました。

火砕流に対しては、事前の避難が唯一の有効な対策です。ハザードマップによる危険区域の把握と、早めの避難行動が重要です。

使い方・例文

火山の噴火警戒レベルが上がり「火砕流の発生に警戒してください」と気象庁が発表する場面や、防災訓練で火砕流の到達想定エリアが示される場面でよく登場します。

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