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安山岩とは?

あんざんがん

安山岩とは、火山活動によって地表や地表近くで急冷・固化した中性火山岩で、日本の火山地帯に広く分布する岩石です。

安山岩(英語:andesite)は、火山岩マグマが地表または地表近くで急速に冷却・固化した岩石)に分類される中性火成岩です。名称は南米のアンデス山脈に由来し、19世紀にドイツの地質学者レオポルト・フォン・ブッフが命名しました。

化学組成では二酸化ケイ素(SiO₂)含有量がおよそ52〜63%の中間的な値を示し、玄武岩(塩基性)と流紋岩(酸性)の中間に位置します。主要鉱物は斜長石・輝石・角閃石で、しばしば斑晶(大きな結晶)と石基(細粒の基質)からなる斑状組織を示します。色は灰色〜暗灰色が多く、黒〜暗緑色のものもあります。

安山岩の特徴と分布は以下の通りです。

  • プレートの沈み込み帯(島弧・大陸弧)で多く生成される
  • 日本列島は沈み込み帯に位置するため、国内の火山岩の中で最も広く分布
  • 富士山・浅間山・阿蘇山など多くの火山体を構成する
  • 硬く緻密なため、建材・石畳・石垣などに古くから利用

安山岩質マグマは粘性が比較的高く、爆発的な噴火を引き起こしやすい性質があります。このため、安山岩質火山は人間社会への影響が大きく、防災・火山学の観点からも重要な研究対象となっています。日本では古くから城の石垣や道路舗装の石材としても使われてきました。

使い方・例文

「現地調査で採取した岩石を分析したところ安山岩と判明し、付近に過去の火山活動があったことが裏付けられた」というように、地質調査・火山学・岩石学の文脈で登場します。

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