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玄武岩とは?

げんぶがん

玄武岩とは、マグマが地表や海底で急速に冷え固まってできた黒色系の火山岩で、地球上で最も広く分布する岩石のひとつです。

玄武岩(げんぶがん、basalt)は、ケイ酸分(SiO₂)が比較的少ない「苦鉄質マグマ」が急冷されて形成される火成岩です。色は黒色〜暗灰色が多く、細粒の結晶が密集した緻密な組織を持ちます。

玄武岩の主な鉱物成分は輝石・かんらん石・斜長石などで、安山岩や花崗岩に比べてシリカ含有量が低いのが特徴です。粘性が低いマグマから生成されるため、溶岩は広い範囲に流れやすく、なだらかな楯状火山を形成します。

玄武岩が見られる主な場所や現象には以下があります。

  • 海洋底:地球の海洋地殻のほぼ全体が玄武岩で構成されている
  • ハワイ・アイスランドなどの楯状火山:玄武岩質溶岩の流出で形成
  • 大陸の洪水玄武岩:インドのデカン高原など広大な台地を形成
  • 日本の富士山:玄武岩質の火山

玄武岩は建材・砕石・土木材料として広く利用されるほか、玄武岩繊維(バサルトファイバー)として耐熱・耐腐食性の高い素材にも加工されます。また月の表面の「海」と呼ばれる暗い平原も玄武岩で覆われており、地球以外の天体でも重要な役割を持つ岩石です。

使い方・例文

ハワイ島のキラウエア火山から流れ出した真っ黒な溶岩が冷えて固まった地表は、玄武岩の典型的な例です。日本でも富士山の溶岩として見ることができます。

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