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斜長石とは?

しゃちょうせき

長石とは、カルシウムナトリウムを主成分とする長石グループの鉱物で、地球の地殻に最も多く含まれる鉱物のひとつです。

長石(しゃちょうせき、Plagioclase)は、アルミノ珪酸塩鉱物である長石グループの一系列です。ナトリウム(Na)を端成分とする曹長石(アルバイト、NaAlSi₃O₈)カルシウム(Ca)を端成分とする灰長石(アノーサイト、CaAl₂Si₂O₈)が連続的に固溶した固溶体系列であり、両者の混合比率によって様々な中間組成の斜長石が存在します。

外観は白〜灰白色・灰色が多く、劈開面に双晶による縞模様(ポリシンセティック双晶)が見られることが識別の目安のひとつです。硬度は6〜6.5程度です。

岩石学的・地質学的な特徴は次のとおりです。

  • 花崗岩・安山岩・玄武岩・斑れい岩など多種の火成岩に広く含まれる。
  • カルシウムに富む斜長石は高温で晶出し、ナトリウムに富む斜長石は比較的低温で晶出する(ボーエンの反応系列)。
  • 地殻中に最も多く存在する鉱物グループ(長石全体)の主要な一翼を担う。
  • 変成岩や堆積岩の砂岩にも多く含まれ、岩石の種類や生成環境を知る手がかりとなる。

宝石のムーンストーンは斜長石の一種(曹長石と灰長石の互層構造)で、特有の光の揺らめき(アデュラレッセンス)が珍重されます。

使い方・例文

地学の授業で火成岩の薄片を顕微鏡で観察する際に、双晶縞を確認することで識別する造岩鉱物として頻出します。

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